ハンドメイド販売で起こりやすいトラブル集とその対処方法

ハンドメイド販売で起こりうるトラブル

メルカリやminne、ココナラなどのサービスが発展するようになって、誰でも簡単に自作のハンドメイドを販売できる時代になりました。

ハンドメイド好きの方にとっては、自分の作品をいろんな人の手に取ってもらえる機会が増えたので嬉しいことですね。

しかし一方で、こういったハンドメイド販売の中で販売者と購入者の間でトラブルが発生するケースも増えています。

今回は、メルカリやminneといったサービスでハンドメイド販売を行った際に起こりやすいトラブルと、その対処法をまとめてご紹介していきます。

届いた商品が破損していた

ハンドメイドは細かな部品を使って手作りすることも多いため、届いた商品が輸送中の衝撃などで破損してしまうケースは珍しくありません。

また、こういったケースでは購入者にとっては受け取りが遅れてしまい、出品者には修理や再発送などの負担がかかるため購入者、出品者問わず対策が必要です。

対処法①発送会社の保証を使う

ヤマト運輸、メルカリ便などの配達業者には輸送時の破損について保証が付くことがあります。

例えばメルカリ便では以下のように配送時のトラブルによる破損は金額を補償してくれます。

「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「大型らくらくメルカリ便」を利用いただいたお客さまには、配送を含めてメルカリがお取引をサポートいたします。
配送時のトラブルにより商品紛失・破損等が発生した際には、メルカリが商品代金/販売利益を全額補償いたします。
※上記以外の配送方法をご利用の場合は、配送会社からの補償とさせていただく場合がございます。

引用:メルカリ

なお、これらの保証を受ける際には破損の原因が輸送時のトラブルであることを証明するために、出品者は配送する直前の商品写真、購入者は受け取った直後の商品写真を撮って保管しておくことで補償が適応されやすくなります。

対処法②あらかじめ商品説明文に対応を記載しておく

出品者があらかじめ商品説明文に輸送時に破損した場合どのように対応するか記載しておくことで、トラブルを避ける方法もあります。

よくある例としては、「着払いで商品を送ってもらい、修理して再発送」や「着払いで商品を送ってもらい同様の商品と交換」などと記載しておくことです。

これらの記載がない商品でも、購入者から商品の破損を伝えるメッセージが届いたときに同様の対応を取ることで出品者の評判も良くなるでしょう。

発送した商品が届かない

発送した商品が届かないというトラブルでは、主に以下のケースが考えられます。

  1. 住所が間違っている
  2. 配達ミス
  3. 配達中
  4. 嘘のクレーム

それぞれのケースに対して解決法をご紹介します。

住所が間違っていた時の対処法

発送先の住所が間違っていた場合、出品者が送る住所を間違えていたパターンと、購入者が伝えた住所が間違っていたパターンの2通りが考えられます。

発送先の住所間違いを疑う場合は、まず購入者に改めて住所を確認させてもらい、発送前に聞いた住所と照らし合わせるのが良いでしょう。

聞き直した住所に間違いが無かった場合は出品者が間違えた可能性が高く、住所が違った場合は購入者の間違いなのでそれぞれ対応しましょう。

なお、出品者が間違えた場合にはお客様を待たせてしまっているので、時間のかかる荷物の追跡を行うよりも同様の商品を再発送するなどの対応が望ましいです。

配達ミスの時の対処法

輸送業者の配達ミスが原因で荷物が届かなかった場合、郵便局や下記のサイトから調査を行ってもらいましょう。

郵便物等が届かないなどの調査のお申し出では、発送した商品の日時や封筒の大きさなどの情報からネット上からでも調査を行ってもらうことができます。調査を行うと今荷物がどうなっているかを分かる限り教えていただけます。

なお、急ぎの場合は最寄りの郵便局で依頼する方がスムーズです。

配達中だったケースの対処法

購入者がせかしているだけの可能性御ありますが、天候や道路状況の影響などで配達が数日遅れることもあります。

最近では輸送会社が荷物が今どうなっているか追跡サービスを行ってくれていることも多いので、そちらを参考にするといいでしょう。

購入者が嘘を付いているケースの対処法

既に商品は到着しているけれど、嘘をついてもう1つ商品を受け取ろうとしたり、キャンセル扱いにしてタダで商品を受け取ろうとする購入者が稀にいます。

こういったケースでは、郵便局に調査依頼を行ってもらうのが良いでしょう。調査依頼を行うと既に宅配が完了していることが分かります。

購入者に調査依頼の結果を伝れば潔く身を引いてくれるでしょう。

値引き交渉をされた

値切り文化のあるメルカリの普及によって、minneやココナラなどのサービスでも値切りを行う購入者が増えました。

値引きを交渉されたときの対処法

基本的には値引きを断わるのが最適でしょう。

値引きに応じるのは自信のブランドを下げるだけでなく、定価で購入してくれた他の購入者に対しても失礼な行為です。

しかし、あくまで自分の作品を多くの人に手に取ってもらいたいと思うようであれば、値引きに応じることもいいかもしれません。

販売した商品を転売されていた

メルカリなどフリマアプリの普及によって、自分の作品が転売されていたというトラブルが起こるケースが増えました。

転売行為に関しては以下の2つのパターンが存在し、対処法が異なります。

  1. 他人の作品だと明言してでの転売
  2. 自分が制作したと偽っての転売

他人の作品だと説明してでの転売の対処法

転売を行っている方が「この作品は自分が作成した」と偽っていないケースでの転売は、あまり問題性はないでしょう。

メルカリなどは必要なくなったものをオークションに出すことができるサービスです。

必要なくなった服などをメルカリで売るのと同様、必要なくなった作品を転売することは十分に考えられます。制作者にとってはあまりいい気がしないでしょうが、ある程度は仕方のないことです。

ただし、出品者から大量購入を行っての大量転売や元値をはるかに超える値段での転売は利益目的の可能性が高いので、サービスのお問い合わせなどで対応してもらいましょう。

制作者を偽っての転売の対処法

転売を行っている方が「この作品は私が作成したものです」として販売を行っているのであれば、それはあなたの著作権を侵害する悪質な行為です。

なお、あなたの作品を模倣して作られた作品を販売している盗作についても同様です。

これらのケースでは著作権侵害として、差止請求や損害賠償請求ができます。

第112条
著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者は、その著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。

著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者は、前項の規定による請求をするに際し、侵害の行為を組成した物、侵害の行為によつて作成された物又は専ら侵害の行為に供された機械若しくは器具の廃棄その他の侵害の停止又は予防に必要な措置を請求することができる。

引用:著作権法112条

なお、著作権侵害を訴えることができるのは制作者のみなので、自信が転売の被害に合っていなくてもこれらの転売や盗作を見つけたら著作者に伝えてあげるといいでしょう。

ハンドメイドオーダーで何度も作り直しを要求される

オリジナルオーダーを受けた際、注文者のイメージと違うなどして作り直しを依頼されることは珍しくありません。

制作者としてもお金をもらう以上は注文者の期待に添う作品を作りたいところでしょうが、何度も作り直しをしていれば売上金よりも制作費がかさんでしまいます。

何度も作り直しを要求されるときの対処法

ハンドメイドオーダーの依頼を受ける際は、「作り直しは〇回まで」や「作り直しは料金が発生することがある」などあらかじめ記載しておくことでこのようなトラブルを防ぐことができるでしょう。

また、注文者の期待に添う制作ができないときや、提示された金額と釣り合わないときは最初からはっきりと断る姿勢も大切です。

オーダーメイド作品をキャンセルされた

オーダーメイド作品を販売する際、途中でキャンセルされたり連絡が付かなくなるというケースがときどき見られます。

しかし、出品者にとっては材料費や製作時間などの負担がかかっているのでキャンセルを受けるのは苦しいですよね。

オーダーメイドのキャンセルへの対処法

オーダーメイドの依頼を受ける際には、必ず依頼者にキャンセルは受け付けないことを伝え、了承を得るようにしましょう。

万が一キャンセルで返金に応じなかったとしても、依頼者とのやり取りを外部の人間から見ても契約内容が分かるようにし、商品の受け渡しまで残しておくようにすれば訴訟で請求が認められるでしょう。